自己紹介 数学専攻M2 MORI

  ご無沙汰しております!後期からも学生コンシェルジュスタッフとして働くことになった理工学教育部数学専攻2年の森です。


まずはプロフィールから!


〇プロフィール

出身:石川県

バイト:塾講師

所属部活サークル:富山大学フィルハーモニー管弦楽団、富山大学吹奏楽団

趣味:紅茶、サイクリング、ウイスキー、ラーメン


専門の話をざっくりしますと、勾配法を用いた画像内の輪郭抽出のアルゴリズムを研究しています。

勾配法とはエネルギーの一番低く取るような動きを計算する手法で、ざっくり物理の簡単な問題を例にすると、バネを自然長から少し伸ばした状態で離すと自然長に戻ろうとします。これを具体的にエネルギーを考えたとき、バネのエネルギーはバネ定数を$k(>0)$、自然長からの伸びを$x$とすると、

$U=\frac{1}{2}kx^2$

と表せます。じゃあこのが最小値をとる自然長$x$は?

答えは$x=0$となります。じゃあ、実際にどのように近づくかというときに勾配法の登場です。

勾配法の式より速度は$\frac{dx}{dt}=-\frac{\partial U}{\partial x}$と与えられ、

$\frac{dx}{dt}=-\frac{\partial U}{\partial x}=-2kx$

から$x$地点での速度は$-2kx$となります。つまり、$x$が正の値に大きいほど負の方向に働き、負の値に大きいほど正の方向に働き、$x=0$に時間経過とともに近づいていきます。

といった具合にエネルギーをもとに動きを計算することができます。詳しく聞きたい方は是非きてください!



今年度2022年度後期は毎週木曜日15:30~17:00に図書館相談窓口にてお待ちしていますm(__)m