投稿

1月, 2022の投稿を表示しています

学生コンシェルジュ2月のスケジュール

イメージ
  2022年2 月の学生コンシェルジュの対応スケジュールをお知らせします。 以下の時間であればオンライン相談が可能です。 *直接相談は富山大学の活動指針レベル0~1でのみ、対応予定です。 オンライン相談時のURLは Moodle からご確認ください。 *学生コンシェルジュには上の時間外にも、匿名相談やメールでの相談がいつでも可能です。相談方法は Moodle をご覧ください。 スタッフの対応時間に返信しますのでお返事はしばらくお待ちください。

線形性のありがたさ

こんにちは、学生コンシェルジュ火曜担当のMORIです。 数学の問題を対処するにあたって「線形性」を念頭に置けば考えやすくなることがあります。 そのため今回の記事では線形性を用いて、問題をどんな流れで解いていくか示していきたいと思います。 まずタイトルにある線形性とはどういうことか? 写像fが線形性があることの定義は次の(ⅰ)(ⅱ)をみたすことである $f:A→B,x,y∈A,c∈C$ $A,B$は実数、複素数またはベクトルの集合、$C$は複素数集合 ※本来は$C$は環上の加群の元と定義すべきではあるが、わかりやすいように複素数の集合とした。 (i)$f(x+y)=f(x)+f(y)$ (ii)$f(cx)=cf(x)$ では、この線形性を扱った問題として不等式、近似の計算があります。 例 $a,b,c>0, a+b+c=1$をみたすとき\[ \sqrt{\frac{a}{1-a}}+ \sqrt{\frac{b}{1-b}}+ \sqrt{\frac{c}{1-c}}>2\]を示せ pr.)まず、$a,b,c$のうち一つでも$1$より大きいならば、$a+b+c>1$となるため、$0<a,b,c<1$となる。(※$a,b,c≠1$) (方針として、$\sqrt{\frac{x}{1-x}}>h(x)$となる$h(x)$が線形性の性質を持ち、$h(1)=2$となるような$h(x)$を具体的に見つけられれば、$h(a)+h(b)+h(c)=h(a+b+c)=h(1)=2$として評価できる。今回の場合は$h(x)=2x$となる。) $ g(x) = \sqrt{\frac{x}{1-x}},h(x)=2x ,\quad x \in \left(0,1\right) $とするとき、 $g(x)≧h(x)$を示す。$g(x)≧h(x)≧0$のとき、\[g(x)-h(x)≧0\iff(1-x)\{{g(x)}^2-{h(x)}^2\}≧0\]から、\[(1-x)\{{g(x)}^2-{h(x)}^2\}≧0\]を示せばよい。\[(1-x)\{{g(x)}^2-{h(x)}^2\}=x-(1-x)(4x^2)=4x^3-4x^2+x=x(2x-1)^2≧0\]※等号成立条件は$x=\frac{1}{2}$  よって\[g(x)≧h(x

西洋中世史に関する本の紹介

 こんにちは、さとうです。 最近寒すぎて、部屋でエアコンをつけていても全く温まりません。 特に足元が冷えます。 さらに、キッチンは別にあるので、キッチンまで暖かい風が届かず、悲しいです... 今回は、西洋中世史を学びたい人・知りたい人に向けておススメの本を紹介したいと思います。 今回紹介する本は、僕がまだ読んでない本・一部しか読んでない本もございますが、 修士論文を書く過程で参考にしたり、これから読みたいと思ったりしたものを挙げます。 1.堀米庸三(1913-1975年) 堀米先生は中世全般を大きく扱った著作が多いです。 特に西洋に関して「中世国家」について論じました。 以下、西洋中世史に関する代表的なものを挙げます。 ・ 同『中世国家の構造』日本評論社、1949年。  ( 中世國家の構造 | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp) )  中世国家についての理論的なことが書かれています。 ・ 同『西洋中世世界の崩壊』岩波書店、1958年。  ( 西洋中世世界の崩壊 | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp) )  修論でかなり参考にさせていただきました。  中世末期の状況やそれに対する堀米先生の見解が述べられており、とても面白い本です。 ・ 同『正統と異端ーヨーロッパ精神の底流ー』中央公論社、1964年。  ( 正統と異端 : ヨーロッパ精神の底流 | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp) )  堀米先生を代表する一冊です。 ・ 堀米庸三編『西洋中世世界の展開』東京大学出版、1973年。  ( 西洋中世世界の展開 | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp) )  論文集の形式で中世ヨーロッパがどのように展開していったのかが書かれています。 ・ 同『中世の光と影』(上・下)講談社、1978年。  ( 中世の光と影 | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp) )  (下)を修論で参考。  『西洋中世世界の崩壊』同様、(下)は堀米先生の中世末期に関しての見解を知ることができます。 2.世良晃志郎(1917-1989年) 世良先生は、ドイツ法制史、西洋封建制、M・ヴェーバー(ウェーバー)の翻訳など 広範囲にわたり活躍されていた方です。 ドイツ法制史、ヴェ

青森周回(下)

イメージ
こんにちは、さとうです 今回は前回の続き、青森周回(下)です。 前回は、青森市内や県西部の津軽半島について書きました。 今回は、弘前市とその周辺と県北東部の下北半島について書いていこうと思います。 3.弘前市 弘前市は春に桜まつり、夏にねぷたが有名で、調べてみると、春夏秋冬それぞれでお祭りがあるそうです。 僕が友達と青森に行ったときはちょうどねぷたの時期だったのですが、回るところが多すぎたので 見るのは断念しました。 弘前で訪れたのは、 弘前城(弘前城公園) 。 春には桜まつり、特に夜桜で有名な場所です。 夏だったので、当然桜は咲いていませんでしたが、桜の木?に青々しい葉がついており、 桜の花とはまた別の意味で綺麗でした。 夏の弘前城はそれまで行ったことはなかったのですが、夏の弘前城も好きになりました。 その後、弘前城近くのスターバックスへ行きました。 富山の環水公園のスタバも有名ですが、弘前城前のスタバも負けてません。 弘前城前のスタバは、日本で2番目の登録有形文化財の店舗だそうです。 (スターバックス公式より) もともとは1917年に陸軍師団長の官舎としてつくられたもののようです。 スターバックスになったのは、僕が高校生くらいの時だったと思います。 地元の新聞やニュースなどで話題になりました。 残念ながら写真は撮っていないので、スターバックス公式HPでご確認ください。 (公式HP:https://store.starbucks.co.jp/detail-1302/) 4.田舎館村 続いては 田舎館村 です。 田舎館村は弘前から車で30分もかからないで行けます。 田舎館村は 田んぼアート で有名で、田んぼに植えた稲でその時有名なものを描きます。 観覧できる場所は、村役場と道の駅の2か所です。 2019年の絵のテーマは、撮った写真見てもわからないので、 調べてみると、朝のNHK連続テレビ小説「おしん」のワンシーンだそうです。 1983-84年放送のようなので、ちょっとわかりませんでした... 5.大間町 皆さん、 大間 と言えば何が有名か知っている方もいると思います。 そうです、マグロです。 僕も富山着たての時は、「よく大間のマグロ食べるの?」と聞かれたことがありました。 青森県民だからと言って、そうそう食べれません... 大間に行ったのはその時が初めてで、どんな所

青森周回(上)

イメージ
あけましておめでとうございます、さとうです。 最近、ネットや古本市で本をたくさん買ってしまいます。 古い本で、もうすでに販売していないものを見つけると「今買わなきゃ~」と思って買っちゃいます。 「本との出会いは一期一会」と自分を納得させるのですが、少々後悔もします。 お金がなくなるのもそうなのですが、置く場所がないというのも悩みの種です。 本当におけなくなったら、実家に送って、僕の部屋においてもらおうかなと考えています。 しかし、送ったら送ったで「こんなに本たくさん買って、どうするのさ!」 と母親が怒られそうなので、最終手段にしたいと思います。 せっかくなので、今回は僕の地元青森県について書いていこうかなと思います。 恐らく、行ったことがない人が多いんじゃないかなと思います。 僕自身、地元にいたことは市内からあまり出たことがなく、大会とかの遠征で他の市に行くだけで、 あまり県内全体を観光するということはありませんでした。 4年の夏に、友達が青森行ってみたいということで、友達と青森県内を回って観光しました。 青森県は意外に広いので、全部を回るということはできなかったのですが、ある程度有名なところを訪れました。 今回はその時の記憶を思い出し、青森の紹介をしていきたいと思います。 1.青森市 青森市は夏、8月の第1週目に「 ねぶた 」をおこないます。 ねぶたは聞いたことがあるという人も多いんじゃないかと思います。 青森出身というと「りんご、ねぶた」と言われることがほとんどです。 ねぶたは僕も小さいころからよく見に行っていました。 ねぶたをひいたことも一回だけあり、アルバイトでロープをもって歩き回ることもしましたし、 跳人として参加もしました。 「らっせらー、らっせらー」とよく叫んでいました。 僕は個人的には、笛や太鼓と掛け声がとっても好きで、ふと聴きたくなります。                 (さとう撮影) 青森市は「ねぶた」、弘前市は「ねぷた」、五所川原市は「立佞武多」をやっており、 それぞれ特徴も違うので、青森に夏来た際には見比べてみてください。 4年の時には、友達が 味噌カレー牛乳ラーメン といったので、ラーメン屋巡り的なのもしました。 味噌カレー牛乳ラーメンは、某県民紹介番組でも取り上げられていた青森のご当地ラーメンで、 市内に有名店がいくつもあります。 その