さとうの文献の探し方、ノートの取り方

こんにちは、さとうです。


最近、弁当を学校に持っていくようにしてます。
夜のうちに弁当を作り、冷蔵庫において、起きたらすぐ持っていけるようにしてます。
作りおけるものを日曜日に大量に作り、それをほぼ毎日弁当箱に詰め込んでいます。




今回は研究のやり方(論文・文献の探し方、研究ノートの取り方など)について書いていこうと思います。


1.論文・文献の探し方
日本語や外国語の研究についての文献を探すときは、基本的にインターネット、図書館を頼っています

僕はCiNiiを使って探しています

学部生の時はCiNii Articleでキーワード検索を中心に探していました
外国語の論文を探すときは、Google Scholarでキーワード検索をしていました

ある程度、その分野についての研究者の名前を知っていくと、今度は著者検索でこの研究者はほかにどんな論文・文献を書いているのかを探して読みました

図書館もよく使っています
基本的にOPACで検索して本を探していますが、
歴史のコーナー、中世史のコーナー、ドイツ史のコーナーに直接行き、関係ありそうなものを探してみたりもしています

今はCiNii Booksを中心に使って探しています。
富山大学の図書館にある時は、本館や書庫に行って借りてきます
富山大学の図書館にないときは、文献複写依頼や図書賃借依頼のサービスなども使っています



2.史料探し
論文・研究書・概説書ではなく、史料を探すのが僕個人としては一番面倒です。

西洋史の史料は研究対象ごとに、研究者ごとに使用するものが違うので、
大学にその専門分野を研究する人がいないと、史料そのものが置いてありません

史料集のようなものは図書館にも置いてあり、
・歴史学研究会編『世界史史料』シリーズ、岩波書店、図書館4階。
・ヨーロッパ中世史研究会編『西洋中世史料集』東京大学出版会、2000年、図書館4階。
・久保正幡先生還暦記念出版準備会編『西洋法制史史料選』第1-3巻、創文社、197-1981
図書館書庫1階。
などがあります

以上の3つは、いくつもの史料を、1つの章、条文など日本語に部分訳しているものになります
こういった日本語に訳された史料には、訳の参考文献の所に、何を翻訳したのかがわかるので、
翻訳される前の史料をこういった文献で探し、CiNii Booksで検索して探します

また、研究分野によってはインターネット上で史料をみれる分野もあり、僕はまさにそのタイプです
以前も紹介しましたが、ドイツの中世(近世?)の史料はMGHMonumenta Germanae Historica)という史料集があり、
インターネット上で見れるようになっています。

富山大学にも紙媒体で所蔵されていますが、僕の研究対象の部分はないので、インターネット上で見ています


史料を探すときも、論文等同様に、インターネットCiNii Booksなどを利用しています




3-a.日本語論文・文献の読み方
僕は論文を読むときは必要個所をコピー・印刷して直接線を引いたり、書き込んだりしています

ノートにまとめるよりも、余白部分に自分なりの言葉や図式化したものを書いています


また、僕はノートに直接書き込むことはあまりせず、付箋を使っています
特に、研究書・概説書の内容で、重要だと思ったところ・内容を付箋に書き、
それをノートに貼ってまとめています
その時には、どの本の何ページを見たのかわかるように、書籍情報なども付箋ごとにメモしています

他に、自分なりに考えた内容をメモしてノートに貼って、忘れないようにもしています


個人的に、ノートに直接書こうとすると、「きれいに」に意識が向いてしまします。
高校時代も、きれいにノートをまとめようとしていました。
大学の授業では、いろいろな情報がいろいろなタイミングで入ってくるため、
きれいにノートを作ると時間がかかるうえに、めんどくさいです
だんだん、きれいにノートを作ることをやめ、線のあるノート・ルーズリーフから無地のものに替えていきました

きれいにノートをとることは、情報が見やすく、わかりやすいです
僕は「きれいに」につかれたので、あきらめて、そういうスタイルに替えました
そして、今はノートすらもあきらめて、付箋に移行しました

付箋だと、張り直しもでき、付箋の間に矢印などで関係性も示せるので便利です



                                       (ノートの例です)



3-b.外国語論文・文献の読み方
外国語のものは最初、丁寧に全文翻訳をWordで作っていました
重要な部分は下線、不安な訳は波線やコメントなどをしていました

しかし、それだと時間がかかるので、ある程度はやんわり訳し、重要な部分を正確に訳すように努めました
Wordを使うのもやめ、日本語論文を読むの同様に余白部分に書くようにしました

この場合注意することは、修士論文の引用・注釈の時、どこからその訳がでたのかわからなくなることです
僕も最近、「あれ?これってどっから訳したっけ?」となっているので、参考した論文にマーカーを引くようにしています





以上が、僕の研究のやり方です
結構、付箋を使うのはお勧めします
100均でも売っているので、安く買えますし、研究以外にも日常のメモとして使えます

今回はこれで終了です
何か質問がある方は木曜日15:30-17:00にブースまでお越しください