自己紹介(理工学研究科 数理情報学プログラム1年 Shogo)

 はじめまして!理工学研究科数理情報学プログラムのShogoと申します!
4月から火曜3限(13:00~14:30)の学生コンシュルジュを担当することになりました。どうぞよろしくお願いします!

まずは簡単にではございますが、自己紹介をさせていただきますね。

出身:福井県
研究分野:応用数学
趣味:ゲーム(特にカービィが大好きです!最近はイカも少々...)、折り紙(大したものは作れませんが毎年、学部のイベントで折り紙を教えるブースを担当していました。毎回折り紙を持参するので、ぜひ一緒に折りましょう!)
好きな言葉:あしたはあしたのかぜがふく


さて、私の専門は数学なのですが、みなさんは数学は好きですか?
数学というと、中学や高校時代苦手だった...嫌いだった...という方も少なくないと思います。私は、中学・高校時代、数学で大きな挫折をすることがなく、「大学で勉強するなら数学しかない!」と思い、富山大学理学部数学科に入学しました。

しかし、大学で学ぶ数学というのは高校までの数学とは大きく異なります。
入学前は、「数学科ってバリバリ計算をしてなんか難しい受験数学のような問題をたくさん解いていくのだろうな~」とぼんやり思っていたわけですが、実際の大学数学は「直感ではなく正確に言葉を定義し、より一般化して性質をチェックする」ものでした。

この手の話でよく登場する例ですが、高校数学における数列の収束の定義に登場する「ある値に限りなく近づく...」というフレーズ、「限りなく近づく」って結局どのくらいなんだ?と思うわけです。(当時の私は何も気にしてませんでしたが、言われてみるとたしかになぁ~...と、閑話休題)そこで、数列の収束の「ある値に限りなく近づく」とは「とある式」を満たすことと定義し直すことで直感ではなく正確な定義とすることができます。(とある式とはどんな式だ?と思った方はイプシロン-エヌ論法などで調べてみて下さいね)

また、高校数学までは1次元(直線)や2次元(平面)、3次元(空間)について扱いましたが、それぞれ別物だと思って考えていませんか?わざわざ1次元のとき、2次元のとき、...といちいち分けて考えるのって大変です...。なのでn次元空間というものを考えて、そこで成り立つ性質をチェックすればnに具多的な数字(1とか2とか...)を入れた次元(1次元とか2次元とか...)でも当然成り立つわけです。

今挙げた話は正確な定義と一般化の例です。こうして書いてみると、専門外の方はより数学って難しそう...って思われるかもしれませんが... 、とにかく面白いですよ!!!
なんでこんなことをして考えるんだ?何に役立つのか?についてはまたの機会にご紹介したいと思います。もし、興味を持って下さった方がいらっしゃいましたら直接聞きに来てくださいね。


毎週火曜3限(13:00~14:30)、入り口の左、コピー機の隣でお待ちしています!!!
(今回は数学の話を書きましたが、授業について、施設の使い方、...といった普通の相談も大歓迎です!!!)