教員採用試験の経験

 こんにちは、さとうです。


最近、雨ばかり降るようになりましたね。

気温も下がり、厚手の服を着ないと耐えられないです。



今回は教員採用試験について書いていきます。

僕は教員志望で、教員採用試験を受験しました。

その対策や勉強についての経験、さらにその時の気持ち・感想などもお伝えできればと思います。


1.学部4年生の時

以前のブログ「大学院進学のきっかけ」でもお話したように、僕は大学4年の時にも教員採用試験を受けました。

その時は地元を受験しましたが、落ちて大学院に進学しました。

その時は対策が不十分でした。


①筆記試験の対策不足

教員採用試験は、自治体ごとに試験の形式が異なりますが、

多くの自治体では、筆記試験と面接系試験の二段構成となっています。


筆記試験では、専門教科(僕の場合は社会科)と教育教養(教育の歴史や手法など)、一般教養の3つが問われます。


当時、僕はすでに気持ちがあきらめムードでした。

地元の教員採用試験の倍率を見ていると、なかなか高く、「厳しいな」と感じていました。

その気持ちから勉強にも身が入らなく、結果、筆記試験は散々でした。


勉強法もいまいち統一性がなく、過去問をやったり、教科書を見たりで、その時々によって異なりました。


②面接対策不足

地元の試験は、一次試験に筆記・集団討論、二次試験に小論文・個人面接・模擬授業でした。

僕は、この集団討論の試験対策もしていませんでした。

富山大学では、毎年人間発達科学部が「教員採用セミナー」を主宰しています。

このセミナーは、人発の特任教授が教員採用対策として、教員採用試験の動向や、小論文、面接などの練習を行ってくださいます。


僕はこの案内が来ていたにもかかわらず、これに出ませんでした。

理由としては筆記試験と同様、モチベーションの低さです。


正直、受かる・受からない関わらず、この二つをしっかりやっておけばと後悔しています。



2.大学院での受験

以上の後悔があったので、今回の受験は対策をきっちりしようと思いました。


①筆記対策

まずは、筆記をしっかりとろうと思いました。

今回は富山県を受験しました。

自治体によって、試験傾向・出題範囲が異なるので、富山県の参考書を見て、確認から入りました。


富山県の社会科は、地歴・公民の選択式の共通問題と、各専門、つまり歴史・地理・公民の記述式で出題されていました。

なので、歴史(日本史・世界史)の勉強を中心に、地理・公民と勉強していました。


専門の世界史でも、忘れていたことが多かったため、試験までの時間など考慮し、

勉強の教材として、書きこみ式のノートを採用しました。

僕は、余白に自分で情報を書き込みたかったので、余白が多いものを探し買いました。


試験一か月前までは、それを中心に、それと並行して問題を解いていきました。

使ったのは、富山県の過去問と、それだけじゃ足りないので山川出版社が出しているセンターメインの問題集を使いました。

間違えた問題は、しっかり見直し、その周辺知識の確認もしました。

試験が近くなると、単語帳に問題がついているようなものを買い、それで知識の確認、補強をしました。


歴史系はこのように勉強し、地理・公民には重点を置かず、要点集で勉強しました。


教育・一般教養は、共同出版の過去問・参考書を使って勉強しました。


②面接系対策

集団討論・模擬授業・小論文・個人面接は、人発の「教員採用セミナー」で対策しました。

セミナーの中で、教育についての傾向などの情報や、面接系試験の基本情報を学びました。


僕の周りには教員志望の人がいなかったため、友達同士で集団討論の練習をするということが出来ませんでした。

そのため、そのセミナーの特任教授が主催する集団討論の練習会に参加して、やり方を学んでいきました。

さらに、志望理由書の添削や個人面接・小論文の練習などもなさってくださるので、積極的にお願いしました。

採用試験の勉強についての不安などの相談にも乗ってくださり、とてもありがたかったです。



このような形で、今年の教員採用試験に挑みました。

「教員採用セミナー」の存在はとても大きかったです。

教員志望の学生にはこのセミナーの参加を強く勧めます。

筆記の勉強も必要ですが、最近は面接重視なので、面接練習を重ねていくことが大切です。



細かい話(使った教材等)が気になる方は、木曜15:30-17:00にブースまでお越しください。

以上、さとうでした。