名著・古典を読むとき僕がしていること
こんにちは、さとうです。
最近、雨が多いですね。
雨で靴が濡れてしまい、次の日も湿ったままで履きたくないです。
新聞紙を詰めればよいと聞くのですが、学生の一人暮らしで新聞が家にありません。
何かほかにいい方法があれば、教えてほしいです。
僕は読書が趣味で、歴史に関する本を中心に読んでいます。
まだ、読んではいないものも多いのですが、
「名著」や「古典(作品・古典的研究含む)」と言われる本を読みたいと思っています。
しかし、個人的には名著や古典の類は読むのが難しく、内容がなかなか理解しずらいです。
今回は、この名著・古典の読むときに個人的にやっていることを書いていきたいと思います。
※今回お話する名著や古典は文学的なものよりは、研究のものに寄っています
名著・古典と言ってもいくつもありますが、歴史学の名著・古典を少し挙げるとすれば、
マルク・ブロック『封建社会』やホイジンガ『中世の秋』といったものでしょうか。
大学の授業でも何冊か読んだのですが、先生の解説などがあってようやく理解できるものでした。
学部生の時に読んだハスキンズ『12世紀ルネサンス』や、
今年学部生の授業に混ざって読んでピレンヌ『ヨーロッパ世界の誕生ーマホメットとシャルルマーニュー』
のどちらも(歴史学なので当たり前なのですが)「何年に○○が××した」といった情報が多く、
著者の伝えたいことがなかなか理解できませんでした。
名著や古典は、歴史学やその分野を学ぶ上でとても大切なことが書いてあるので読むべきだと思っています。
しかし、内容が難しく、一人では理解できない。
周りに人がいれば、読書会という形で読むこともできるのですが、僕には友達がおらず、できません。
そこで僕は名著・古典を紹介・解説をするような本をまず読むことにしました。
それらの本でまず、その本の伝えたいこと・外枠を理解し、それから名著・古典を読みます。
あとから、それらの本を読むという方法もあると思うのですが、
僕は読んでる最中からちんぷんかんぷんなので、先に紹介書・解説書を読むようにしています。
例えば歴史系ならば次のようなものがあります。
・樺山紘一編『現代歴史学の名著』中央公論社、1989年。
(現代歴史学の名著 | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp))
・樺山紘一編『新・現代歴史学の名著ー普遍から多様へー』中央公論新社、2010年。
(新・現代歴史学の名著 : 普遍から多様へ | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp))
・山内昌之『歴史学の名著30』筑摩書房、2007年。
(歴史学の名著30 | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp))
・二宮宏之『マルク・ブロックを読む』岩波書店、2016年。
(マルク・ブロックを読む | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp))
名著・古典の著者紹介をしている本もおすすめです。
・今谷明他編『20世紀の歴史家たち』(全5巻)刀水書房、1997-2006年。
(20世紀の歴史家たち | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp))
歴史学以外で僕が知っているものは次の本です。
・村上淳一『「権利のための闘争」を読む』岩波書店、1983年。
(「権利のための闘争」を読む | 富山大学附属図書館 OPAC (u-toyama.ac.jp))
調べてみると、これら以外でも多くの分野で紹介・解説書があります。
「○○を読む」で調べると出てくるかなと思います。
しかし、これらの本を読んで「終わり」ではなく、これを入り口にして紹介・解説されている本を読んでいきましょう。
以上、僕のおすすめの方法でした。
今回紹介した方法以外でも、「自分はこうしている」というようなのがあれば、教えてください。